2011年 10月 02日
釧路の街で「増田誠展」ラリー |
私が1970年代に観たもっとも記憶に残る展覧会は「増田誠展」、札幌でした。
パリの人々の暮らしがモチーフの絵は特に好きで老人は粋でした。女性は色気があり、唄があり酒場の匂いがしていました。リズムのある筆さばきは小気な魅力がありました。その後、札幌の京王プラザホテルのロビーに飾られている油絵を観る以外に、彼の作品展にも作品にも接する機会がないまま、でもファンである気持ちは全く変わりなく、時は流れて・・・今、
北海道東部の街、釧路市で「増田誠展」が開催中!
この度の展覧会で特に素晴らしいのは、絵画を所蔵されている企業や個人の方々、地方美術館等の官民一体となっての展覧会ということです。その作品点数は370点。
釧路市内14会場、芸術館、銀行ロビー、ホテルなどをラリーして二泊三日の滞在は充実しきってました。
70年代以降の制作エネルギ―はすざましい勢いで、その点数の多さにも圧倒されて私は疲れ、疲れながらも会場を何度も回って、目と心に焼き付けてきました。
そう言いながら・・・絵を記憶するのは多分無理なので・・・私はきっと大規模な回顧展を観る事が出来た感激を心に焼き付けたのでしょう。
実は半月ほど前にJRのチケッとホテルを予約した時は腰痛の真っ最中。半月先は腰痛も治っている筈とたかをくくった通り・・・・、中途半端に改善された状態での出発でしたが、好きな時間には痛さも忘れて一日の歩数13,000弱。それはそれは幸せな三日間でした。
by batik-yuko
| 2011-10-02 16:43
| 今日の展覧会
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